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Amazonギフト券詐欺が横行!

Amazonギフト券の詐欺警告

Amazonギフト券はネットユーザーにとって非常に便利なアイテムであり、この記事をお読みの方の中にも既にAmazonギフト券を使ったことがあるという方が多いかと存じます。 そんなAmazonギフト券ですが、最近ではこれを騙し取る詐欺が横行していることはご存知でしょうか?ここでは、実際に行われている詐欺の手口を紹介していきたいと思います。

Amazonギフト券を利用した詐欺

ご存知の方も多いと思いますが、ネットでは様々なタイプの詐欺が行われています。これまで、詐欺という犯罪にはある程度の地理的な制約がありましたが、ネットが普及してからは全国的な規模での詐欺被害が頻繁に発生するようになりました。ネットで行われている詐欺の特徴は、有名な商品や企業を利用した手口を用いるというところにあります。今回取り上げるAmazonギフト券もその一例で、これを用いた詐欺によって実際に多くの被害が発生している上、詐欺の手口は一つではなくいくつの方法が存在しているのです。具体的には以下のような手口があります。

買取詐欺

これは、Amazonギフト券の買取業者を装い、ギフトコードを聞き出して代金を支払わないという詐欺です。

①偽装買取業者がホームページに高い換金率を記載
②Amazonギフト券を売りに来た利用者からギフトコードを聞き出す
③売却額を振り込まない若しくは約束と違う換金率で振込

という手口です。
フローとしては通常の買取業者と同じなのですが、詐欺を目的としている偽装買取業者の場合には売却分の代金が支払われることほとんどはありません。もしあったとしても、売却額の20%程度しか支払われなかったり、手数料が異常に高額だったりします。また、少額振り込んでおけば「詐欺」では無く民法上の「債務不履行」に該当するため、警察の介入を防ぐ狙いもあるようです。(民亊不介入)

振り込め詐欺

従来の振込詐欺は、現金を直接銀行口座に振り込ませるという形で行われていました。しかし、近年では同種の犯罪に対する取り締まりが厳しくなってきたことで、振り込め詐欺グループも手口を変えてきており、最近ではAmazonギフト券までもが振込詐欺に利用されるようになっています。

①パソコンないしは携帯に「有料アダルトサイトの利用料金が未払いです」などといったメールが送られてくる
②メールに記載されている番号に電話をすると、「職場や実家に連絡する」「裁判沙汰になる」などと言って支払いを催促
③「Amazonギフト券を◯◯万円分購入して下さい」と言われる
④Amazonギフト券のギフトコードを教えてしまう

という、現金の代わりにAmazonギフト券を売却する手口です。現金では無いため被害を受けた実感が湧かず届出ない被害者が多くなっておりますが、年々相談件数が増えています。「職場や実家に連絡する」「裁判沙汰になる」などと言われると、身に覚えのない請求であってもギフトコードを教えてしまう又は引き渡してしまう事が多いのです。

怪しい業者は絶対に避けましょう

業者にAmazonギフト券が渡ってしまうと取り戻すことは絶対に不可能です。買取の際は必ず実績のある業者に依頼する事、怪しい業者から電話が来ても絶対にギフトコードは教えないという点を心掛けてください。万が一詐欺に遭ってしまった場合、直ぐに最寄りの警察署若しくは相談センターへ連絡するようにしましょう。

【警視庁】振り込め詐欺相談センター
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/1_hurikome.htm

2018.1122更新

Amazonギフト券詐欺で逮捕された容疑者

Amazonギフト券をだまし取った疑いで、特殊詐欺グループの主犯格の男2人が、警視庁に逮捕されました。警視庁は、このグループが同様の手口で全国でおよそ7,500万円分のAmazonギフト券をだまし取ったとみて余罪を調べています。