キャッシュレス決済
日本では「キャッシュレス決済」が急速に進みつつあります。
スマホで決済できるアプリも続々と登場しており、2020年には郵便局窓口のキャッシュレス化も決定しました。
しかし、そもそもキャッシュレス決済がどういったものなのか良くわからないという方も多いのではないではないでしょうか。
そこで今回は、キャッシュレス決済の種類やメリット・デメリットをご紹介します。
キャッシュレス決済の種類

「キャッシュレス決済」とは、お札や硬貨などの現金を使わずに料金を支払う方法のことです。
キャッシュレス決済の種類は主に以下の4つがあります。
① クレジットカード
決済した料金を後払いするタイプのカードです。海外で使えるタイプもあるので旅行などで役立ちます。
② デビットカード
即時払いができるカードで、決済と同時に口座から料金が引き落とされます。現金の様に使えるため使い込んですぎないか不安な方におすすめです。
③ 電子マネー
「Suica」や「PASMO」、「nanaco」などの、事前にお金をチャージして料金を支払うものです。なかには、残高が一定額以下になった場合に自動でチャージできる「オートチャージ」付きのものもあります。
④ QRコード
「PayPay」などアプリをダウンロードして、スマホ表示されたQRコードを読み取って決済を行うタイプです。お店側が提示しているコードを自分で読み込むか、自分のスマホに表示されているコードをお店側で読み取ってもらう2つのパターンがあります。
キャッシュレス決済のメリット
キャッシュレス決済を上手に使いこなせれば買い物がお得にできます。
支払いがスムーズにできる
キャッシュレス決済を利用すれば現金を持ち歩く必要がなく、支払いの際にも、いちいちかばんから財布を取り出してこまかい小銭を探すという手間がかかりません。
また、お店側も混雑時にスムーズなレジ対応ができるようになる他、現金管理の手間も減らせます。
政府のポイント還元制度
政府は消費税増税に伴い、令和元年10月~令和2年6月まで対象店舗でキャッシュレス決済を行うと、5%もしくは2%のポイント還元が受けられる制度を発表しました。
この制度は、キャッシュレス・ポンイント還元事業に加盟している個人経営店とコンビニが主な対象です。
増税で家計が圧迫されてしまいますが、このポイント還元制度を上手に活用すればお得にお買い物ができます。
各キャッシュレス決済サービスでも高いポイント還元
各キャッシュレス決済サービスでも独自のポイント還元制度を提供しています。
特に、QRコード決済では、クレジットカードと紐付けることでよりお得な還元を受けられるため見逃せません。
例えば、PayPayではヤフーカードで現金チャージして支払いをすると、ポイントの2重取りが可能です。
政府のポイント還元制度に加盟している店舗であれば、さらにポイントが上乗せされて3重取りもできます。
キャッシュレス決済のデメリット

キャッシュレス決済にはまだまだ課題もあります。
災害やスマホが故障した時が不便
千葉県の台風被害時にもあったように、災害が起こった際には大規模な停電の恐れがあります。
電気が使えないとなるとキャッシュレス決済ができなくなり買い物ができません。
また、スマホが故障していたり充電が切れていたりする場合にも決済ができなくなってしまいます。
そのような時のことを考えて、ある程度の現金は準備しておく必要があります。
セキュリティ面でのリスク
セブン&アイ・ホールディングスのスマホ決済サービス「7Pay」では、リリース直後に第三者による不正利用が発生し世間を騒がせました。
また、今ではスマホ決済の代名詞ともいえる「PayPay」でも2018年に不正利用が発生しています。
このように、スマホ決済サービスはまだまだ新しいサービスなので、システム面でリスクを感じるという方も少なくありません。
キャッシュレス時代に突入
外国では既にキャッシュレス決済が主流となっており、スウェーデンでは「現金お断り」のお店が急増しているほどです。
一方日本は、キャッシュレス決済後進国と言われていましたが、増税を機にキャッシュレスの波に乗り始めています。
使い方次第でお得になることは間違いないので、政府からのポイント還元が行われているうちに色々と試してみて、自分に合った決済方法を見つけておきましょう。