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メルカリを利用したクレジットカード現金化

メルカリの利用イメージ

“クレジットカード現金化”を世間に広めるキッカケになったのが、メルカリの現金出品問題です。
2017年4月頃から日本円を直接出品するという現金化手法がプチブームになり、TwitterやFacebookといったSNSだけでなくニュースや新聞などの大手メディアでも大きく報じられました。

何故「現金を出品する行為」がNGなのか、その理由とメルカリの現在の状況について調査を行いました。

メルカリの現金出品問題

メルカリで現金が額面以上の値段で出品され、当該出品物を落札する人が相次ぎました。
「なんで現金を買う必要があるの?」とお思いの方も多いかと存じますが、実はメルカリやヤフオクといったオークションサイト・フリマアプリでは“クレジットカード決済”が原則となっています。

そのため、「クレジットカードで現金を買う」というスキームを組む事によりショッピング枠を現金化する事が出来るのです。
ヤフオクでは既に規制が強化されており、規制がまだ進んでいなかったメルカリが取引の場として多く利用されました。これが、“メルカリの現金出品問題”です。

実質的な高金利貸し

メルカリによるクレジットカード現金化の相場は換金率に直すと80~85%程度です(5万円なら6万円弱、10万円なら12万円弱の金額で出品されていました)。

メルカリは10%の手数料が発生するため、恐らく出品者に入るのは5~10%と推察されますが、出品する人は「簡単にお小遣い稼ぎが出来る」、落札する人は「クレジットカード現金化が出来る」という絶妙なWINWINが成立したのです。

最も儲かるのはメルカリ

出品者の手取りが5~10%程度という事は、20%未満の手数料だった場合は一番儲かるのはメルカリという事になります。
ニュースにも連日取り上げられましたので、この事件でメルカリを知った方も多いのではないでしょうか。

もちろん、落札の相次いだ要因はメルカリによる集客効果と裏ワザ的な資金調達方法として知れ渡った事ですが、結果的にメルカリが最も儲かったのは事実であり、規制強化には消極的であったと考えられます。

メルカリでの現金化のトラブル

メルカリでのトラブルで悩む男性

当たり外れが激しい・怖い・詐欺の危険性があるという理由で、クレジットカード現金化業者を避ける方も多いため、高金利であってもメルカリでクレジットカード現金化を行うユーザーは絶えません。

手数料も専門業者に比べて安い水準ではないので、メルカリでクレジットカード現金化を利用するメリットは少ないのですが、依然として需要は高いようです。
また、出品者との間でトラブルとなる可能性の他、以下のようなリスク・デメリットもあります。

規約に違反する

・空クレジット取引はクレジットカード会社で禁止されている行為である
・ニュースで取り上げられるなど大きな社会問題となっている

という点を挙げ、メルカリでは現金の出品を禁止する規約を追加(※正式には強化)しました。

その後は現金+置物など現金以外の物のセット販売をする事例もありましたが、現金化に繋がるサービスは順次、取引停止や強制脱退などのペナルティを行っています。
現在でも一定数の出品が確認出来ますが、すぐに削除されてしまい、出品者は即退会処分となる等の対策を行っているようです。

逮捕の恐れ

現金をそれ以上の価額で販売し利益を得る行為は実質的な高金利貸しと考えられており、メルカリ出品者の中には出資法に違反したとして逮捕者も出ています。
購入する側に刑事罰が課される事はありませんが、出品した場合「ヤミ金」と同等の刑罰を受ける恐れがありますので、出品するのだけは絶対にやめましょう

クレジットカード現金化業者の衰退

換金率70%前後が当たり前のクレジットカード現金化業界では、悪質業者の比率が高くなりつつあり、大きな問題になっていました。
店頭表示は90%前後の換金率を提示していても、高額な手数料を取って実質換金率70%くらいになってしまう悪質業者が今でも多く存在します。

さらに、スマホが台頭した事により「ネット型」と呼ばれる営業形態の現金化業者も増え、対面取引が希薄になった事から、悪質業者が増えている傾向にあります。

しかしながら、皮肉なことにメルカリの現金出品がメディアで大きく取り上げられたことで、クレジットカード現金化をしようとする人が増えたのも事実です。
現金化業者のサービス競争激化により健全化へと繋がっている一方で、需要が更に高まっているのは否定できません。

安全性で選ぶならアマギフ買取

アマギフ買取業者のイメージ画像

現在ではAmazonギフト券やiTunesカードをクレジットカードで購入し、買取専門業者やヤフオク・メルカリ等で売却するクレジットカード現金化手法がブームとなっています。
理由としては、

・規約違反に当たらない
・刑罰の恐れが無い
・換金率が90%~と高い

と、安全性と実益を兼ねているためと考えられます。

今後の情勢次第ではありますが、現在メルカリでクレジットカード現金化をするメリットは小さいので、無難にAmazonギフト券買取サービスを利用する事をおすすめします。