資金調達にはどちらが向いている?

法人として現金化取引を利用する男性

「会社の資金が底を付いてしまった」
「支払いのため、早急に現金が必要」

そんな時にも利用が可能なクレジットカード現金化サービスですが、法人の資金調達手段として現金化業者利用とアマギフ買取はどちらの方が優秀なのでしょうか。
両者を比較してみたいと思います。

考えられるパターン

資金調達として用いる場合、以下の2パターンが考えられます。

法人カードで決済するパターン

現金化業者であれば直接法人名義のクレジットカードにて決済、アマギフ買取であればAmazonギフト券を購入する際に法人名義のクレジットカードで決済する方法です。

個人カードで決済するパターン

現金化業者利用又はAmazonギフト券購入の際に、個人名義のクレジットカードを使用し、法人の資金とする方法です。

会計処理の違い

法人名義で現金化を行った場合、以下の通り会計処理に違いが生じます。

現金化業者を利用した場合
①キャッシュバック方式

キャッシュバックを受けた分が利益(雑益)となりますが、受け取った商品に関しては金額に応じて資産計上又は費用計上されます。

具体的には、決済額が10万円未満の場合には「資産計上せず一括で費用計上」が可能で、10万円以上20万円未満の場合には「一括償却資産」として全額費用又は3年で均等に減価償却するかを選択する形になり、20万円以上の場合には少額減価償却資産又は固定資産として品目に応じて徐々に費用化(減価償却)している必要があります。(※例えば、パソコンなら4年間)

従って、20万円以上の現金化は会計処理が複雑になるため、一括で高額な現金化を行うのであれば事前に担当税理士へ相談する事をお奨め致します。

表は⇒方向にスライドしてご覧ください。

日付
借方科目
金額
貸方科目
金額
現金化業者を
利用した日
◯◯費(※)
10
未払金
10
同上
現金預金
7.5
雑益
7.5
クレカ引落日
未払金
10
現金預金
10

※現金化業者の取り扱う商品によって異なります。

②買取方式

購入した商品をそのまま売却する事により現金を得る方法です。
買い取った商品の費用化に関しては前述した通りですが、売却時の処理に違いがあります。
購入した分の代金と売却額の差額が損益として計上されます。

表は⇒方向にスライドしてご覧ください。

日付
借方科目
金額
貸方科目
金額
現金化業者を
利用した日
備品(※)
10
未払金
10
同上
現金預金
雑損
7.5
2.5
備品(※)
10
クレカ引落日
未払金
10
現金預金
10

※現金化業者の取り扱う商品によって異なります。

Amazonギフト券買取の場合

Amazonギフト券は購入時に「(借方)商品券」「(貸方)未払金」として処理し、売却時に「(借方)現金」「(貸方)商品券」、差額分を「雑損」又は「雑益」として処理します。

表は⇒方向にスライドしてご覧ください。

日付
借方科目
金額
貸方科目
金額
アマギフを
購入した日
商品券
10
未払金
10
同上
現金預金
雑損
9.0
1.0
商品券
10
クレカ引落日
未払金
10
現金預金
10

いずれの仕訳も一例であり、利用前に必ず担当税理士に確認を取るようにしましょう。
また、税務上も損金計上出来る場合があり、法人税が安くなる可能性があるため、必ず利用時に領収書等を貰うようにしましょう。

個人名義で決済した場合

現金化業者を利用した場合もアマギフ買取を利用した場合も同様に、個人名義で現金で調達し、会社側へ「貸付」として処理する事も可能 です。
社長個人の取引に関しては会社の帳簿に記録を残す必要が無いので、単純に現金が増え、負債が増える形となります。

表は⇒方向にスライドしてご覧ください。

日付
借方科目
金額
貸方科目
金額
アマギフを
購入した日
又は
現金化業者を
利用した日
現金預金
10
貸付金
10

※業者との取引は社長個人の契約のため、法人では会計上処理しない。

換金率に差はあるのか

法人利用の場合、換金率にどのような差をもたらすのか、両者の換金率の違いについて解説します。

法人としての現金化で現金を得る

法人プランがあるのは現金化業者のみ

クレジットカードには法人名義と個人名義があります。
現金化業者には法人プランといった形で、法人利用を優遇している場合が多く、個人カードでの決済よりも0.5~1%程度アップする事が多いです。

一方、アマギフ買取の場合、Amazonギフト券を購入する際に法人名義のクレジットカードを利用する事も可能ではありますが、買取の際に「法人だから優遇される」というケースはほとんどありません。

最終的な手取り額ならアマギフ買取

しかし、法人プランが優遇されていると言っても、多くて1~2%程度であり、基本的な換金率が高いAmazonギフト券買取に比べ、最終的な手取り額は低いと言えます。
会計処理も煩雑である事から見ても、アマギフ買取の方が資金調達の面でメリットが大きいと考えます。